障子張替え

障子張替え
障子を張替えるとお部屋が明るくなります。 障子は汚れやすいため、張替えるだけで一段と部屋が明るくなります。 光はある程度反射し、心地よい日差しを室内に供給してくれます。外気とのフィルターの役割もしますし、湿気を適度に逃がしてくれます。使用方法を間違えなければ、健康的な住環境を提供してくれます。 毎日の中で見慣れいるものは、変わりがないように見えてしまうものです。障子は大きなフィルター効果があります。紫外線、外気、室内のホコリやニコチンなど吸収、防ぎます。期間を決めて、フィルター(障子紙)を換えることをおすすめします。





障子替え


障子は日光が当たる事が多いため、襖より日に焼けやすい場所にあります。穴が開いたり、しみや日焼けをしている障子を真っ白な新品に着替えませんか?見違えるように美しくなります。 持ち帰り、洗って汚れをおとし、1枚1枚丁寧に仕上げた職人技を是非、お手軽価格でお試しください。障子張替えは1年に1回が目安です。

障子枠の種類

障子枠の種類
簀戸
障子枠の種類
吹き寄せ障子
障子枠の種類
桝組障子
障子枠の種類
本繁障子
障子枠の種類
雪見障子
障子枠の種類
横組竪額障子
障子枠の種類
横組横額障子
障子枠の種類
横繁障子
障子枠の種類
横組直ガラス
障子枠の種類
竪繁腰高障子
障子枠の種類
横組腰付障子
障子枠の種類
横組障子
障子枠の種類
横組引分け猫間
障子枠の種類
竪組片引き猫間
障子枠の種類
竪繁障子
 

障子紙の特徴

名称 原料・特色 用途
レーヨン入り障子紙 原料 パルプにレーヨンを20%以上、40%未満配合したもの。 住宅、マンション、ホテル・旅館などに。
特色 価格、質ともレーヨン障子とその他の障子紙の中間に位置する。
防炎障子紙 レーヨン入り障子紙に防炎処理したもの。 ホテル、旅館、公共建築物、老人居室に。
レーヨン障子紙 原料 パルプにレーヨンを40%以上配合したもの。 住宅、マンション、ホテル・旅館などに。
特色 美しい光沢と強度が楮(こうぞ)に似ている。価格・質ともに実用的で、需要が多い。
その他障子紙 原料 長繊維の配合率が20%未満のもの。 作業用建物、外観や強度にこだわらない家に。
特色 価格的に一番安いが、それだけに強度も低く、風合いも落ちる。
混抄障子紙 原料 パルプに楮やマニラ麻、ビニロンを40%以上配合したもの。 和紙に目のある人の住宅、高級ホテル・旅館に。
特色 手漉き和紙の楮的感覚を残す。独特の風合いと強度を持つ機械漉きの障子紙
手漉き障子紙 原料 楮を原料にした手漉き和紙から生産される。 高級住宅、茶室、高級料亭・旅館に。
特色 最高の材料を選び、手間暇かけて作られる。風合いも丈夫さも抜群。
プラスチック障子紙 原料 レーヨン障子紙をプラスチックフィルムでサンドイッチ状にラミネートしたものと、レーヨン障子紙でプラスチックをサンドイッチ状にしたものの2種類がある。 ホテル・旅館、料理屋、公共建築物など、人の出入りが多く、丈夫さの要求されるところに。
特色 強度がレーヨン障子紙に比べ数倍あり、風雨にも破れない。通気性がなく断熱性にも優れている。消防庁の防炎品認定を受けているものもある。
取り扱いのないものもございます。


破れにくい障子

丈夫で破れにくい障子
最近増えてきたのが、強化障子紙といわれる破れにくい障子紙です。 普通の障子紙より丈夫で長持ちと好評です。 この障子紙よりさらに丈夫なのが、ビニール樹脂に和紙をラミネートした商品があります。これは先の尖ったもので付かなければ破けたりしません。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭にはお勧めです。 (※強い力を加えれば破れることもあります。施工できない障子もありますのでご確認ください。)

障子紙の基準

種  類 混 合 率
◯◯障子紙 長繊維原料のいずれか1種類を40%以上配合したもの。
◯◯入障子紙 長繊維原料のいずれか1種類を20%以上、40%未満配合したもの。
混抄◯◯障子紙 長繊維原料を2種類以上混抄し、その合計が40%以上のもの。
混抄◯◯入障子紙 長繊維原料を2種類以上混抄し、その合計が20%以上40%未満のもの。

障子の概要とその特徴や障子のメリットについて

障子は、日本の家屋にある一般的には横スライドであける扉としての機能を持つもので、歴史が古く平安時代には誕生したといわれています。障子は、木枠に和紙を張ることで作られている場合が多くなっています。この障子は古くから日本の建物で利用されてきており、廃れていないという点からも多くのメリットがあります。そのメリットとしてまずは、直射日光を遮断できるというメリットがあります。特にガラスが無いような時代においては、木製の扉を閉めると部屋の中は暗くなります。

これに対し、障子では和紙などの紙を貼った扉である為、光を絶妙なバランスで通過させてくれます。光の通す割合としては、50パーセント程度と言われています。その為、直射日光を避けつつ、室内に光を取り入れてくれるというメリットがあります。その際に障子を通した光は、光を分散させ通すため、室内全体を均一に明るくしてくれます。その為、やわらかい光を取り入れてくれるという点で、現在においても好んで利用される場合が多くなっています。

また、ほのかな光が取り入れられるため、現在においては電気を付ける必要がなくなる場合もあり、節電になるというメリットもあります。さらに和室などでは、直射日光により畳が傷みやすくなってしまいますが、障子を通したほのかな光により、畳の劣化を防ぐという働きもあります。また、見た目にも良いということがあります。障子は、木枠と和紙の天然素材でできており、人によってはその自然の風合いの見た目に癒されるという場合もあります。

また、障子は熱や冷気の遮断をするというメリットもあります。障子があることで、夏は外の熱を遮断し室内を涼しくし、冬は外の冷気を遮断するため室内を暖かく保つことができます。その為、現代においては、障子があることで冷房費や暖房費の節約に繋げることもできます。さらに、障子には結露を防ぐという効果もあります。特に冬場では、外気と室内の温度差により窓ガラスやサッシが結露し、床や畳が濡れてしまう場合もあります。

これに対し、窓ガラスと部屋の境に障子があることで、空気が直接窓と接するのを防ぐことで、結露しにくくなります。その上、障子には吸湿効果もあるため、梅雨時期や夏場では障子自体が湿気を吸う役目をし、室内の湿度を抑え、快適な室内環境を作ってくれるというメリットもあります。これらのように障子には様々なメリットがあり、また日本の湿度の多い気候や、柔らかな光を好む人が日本に多いということから、昔から好まれ現在でも使用されているものとなっています。

障子今昔~日本古来の障子がある家に住む~

皆様は障子のある家にお住まいでしょうか。昔は必ずどのお宅にも御座いましたが、今となっては和洋折衷が進み、家に畳や障子がないお宅も多くあるのでしょう。確かに、小さいお子様や、ペットを飼っていらっしゃる方々には障子がないほうが楽であります。お子様やペットがお遊びになっているときに、誤って障子の紙を破ったりすれば、それをいちいち張り替えるのは誠に煩わしく、面倒なこととお察しします。しかしながらそれで本当に良いのでしょうか。

日本の文化である、畳があり、襖があり、障子があるあの古き良き日本家屋は今では田舎のものと相場が決まってしまっております。これは大変由々しき事です。 日本文化は障子などの家文化も含め、海外から関心も高く、人気があります。なぜ日本という国に住んでおきながら、それを生かさないのか。 そもそも、日本家屋というのは昔から日本にあり、長い間その様式は崩されませんでした。これはこの文化が、日本の気候風土をよく理解しており、効率的な文化だったからではないでしょうか。

たとえば障子。障子は和紙という紙がつかわれているのはご存知ですよね。これはレンガやガラスと違い、程よく光を通し、程よく光を遮ります。また厚みが薄いので自然の音を心地よく流してくれます。障子のある部屋で生活すれば、朝には日光が通り、明るすぎない気持ちのいい朝が迎えられることでしょう。朝泣く小鳥の声も目覚まし代わりです。夜には月明かりをほのかに感じ、ぐっすりと眠れるに違いありません。秋の夜長のころには虫の大合唱が聞こえますよ。

 でも障子にすると張り替えるのが面倒だし...と心配はいりません。よく考えてください。窓のように割れたり、結露で曇る心配はなく、壁のように磨いたり穴を埋めたりの手間もいりません。少々ほこりが積もることもありますがそれぐらいの手間、壁や窓などに比べれば大したことなどありはしないのです。最近はいい障子張り替えの業者さん、建築家さん等いらっしゃいますし、この際思い切りをよく、障子のある空間を設けてはいかがでしょうか。

障子障子とここまで障子の話ばかりでしたが、やはり昔ながらの日本家屋とは、自然を身近に感じたり、子供のころを思い出したりとなかなか楽しいものでございます。子供さん方にはやはりこの国の文化を知りの深い知恵をはぐくむきっかけとなればと考えております。 最後にひとつ。この記事をご覧になっている皆様は日本に御住みになっているのでしょう。ですから、ぜひ、この日本の「和」の文化を堪能し、日々の癒しとなさってください。